現代のSNSの行動様式では相手をがんがん責め立てたり社会的に排除したりしますが、セネカがそのことについて語ったかのような一節が『ルキリウスへの手紙:モラル通信』にあります。
自分の中にある砦の、できるだけ奥深くに引きこもりなさい。関わるのは自分を磨いてくれるような相手にしなさい。自分が相手を磨けそうなら、そういう相手は喜んで受け入れなさい。切磋琢磨はお互い様であり、人間は教えながら自分も学ぶ。あなたの優れた資質は自分の内側へ向けられるべきだ。」
あなたがどうしてもSNSを使うのであれば、ストア派からは、控えめにすること、自慢ばかりしないこと、延々と自己PRする場にしないことを助言されるでしょう。
とエピクテトスは言いました。
ストア派が美徳とする節度は、SNSとの関わりにおいて非常に役に立つでしょう。