博士はホワイトボードに表を書くと、それをどんどん塗りつぶしていきました。
高橋くんは表を眺めると、「うんうん」と頷きました。
高橋くん:「日によって多少違いますけど、だいたいは合ってる気がします。たしかにこうして見てみると、勉強できる時間ってかなり短いんですね」
博士:「そうなんだよ。毎日その限られた時間内に『勉強しなきゃ』と思い出し続けないと、習慣化できないんだ」
習慣化作りの対策!
『楽に動けるタイミング』の見極め方とは?
博士:「じゃあ対策に入ろう。まずは『楽に動けるタイミング』を見極めます」
高橋くん:「ふむふむ」
博士:「ふふふ。この説明にいい小道具があるんだ」
博士はデスク下の大きな引き出しから、何かを取り出しました。
レゴです。
たくさんのブロックが入った箱と、レゴでできた小さな部屋を机に置きました。
ベッドやお風呂、トイレのある1人暮らしの部屋のようです。
博士「この部屋、僕がつくったんだ。どう?」
博士は誇らしげに聞きました。
「えっと、ディテールにこだわりを感じます」
高橋くんがそう答えると(電子レンジや掃除機など、細かいレゴのパーツが設置されていました)、博士は「やっぱりわかる?」と満足そうでした。