マクドナルドを例に見る
令和福袋のひな型
中に何が入っているかわからない従来型福袋も、現行の福袋の王道パターンではあって、このタイプだと女性に人気のルームウェア・ジェラートピケの福袋は毎年好評である。
「○○などが入って計5点」とざっくり紹介されていて、具体的にどんなアイテムが入っているかは開けるまでのお楽しみである。アパレルブランドが取りやすいスタイルであり、そのブランドのファンにとっては総額で計算するとものすごくお得に買えるので、ぜひともほしい宝箱となる。
令和福袋はそれに対してオルタナティブであり、新時代でもうひとつの王道となり得る新たな選択肢として、消費者に歓迎されている。その特徴をもう少し掘り下げて紹介する。
マクドナルドを例に見てみよう。マクドナルドの2025年版(現行版)の中身は全て明らかにされていて、「複数のオリジナルグッズ+商品無料券3610円相当」が、3480円で手に入る福袋である。
商品無料券だけで総額分の元は取れる上に、オリジナルグッズがプラスされるならどう考えてもお得しかない……これが令和福袋のひな型である。
近年のマクドナルドの場合、福袋のグッズは毎年ブランドとのコラボで、一昨年はCHUMS、昨年はBRUNO、今年はBEAMS DESIGNが手掛けている。これらのブランドがマクドナルドにちなんだグッズ開発を監修する。
今年はビッグマックを模した「ビッグマックランタン」や手を汚さずポテトが食べられる「ポテトハンドキャッチャー」が注目されている。これに加えて、オリジナルデザインのポーチ、クリーナークロスで計4点が福袋のグッズとなる。
商品無料券は細かく内訳があって、「ベーコンレタスバーガーx1枚、マックフライポテト Mサイズx2枚……」と、引き換えられる商品が指定されている。