ほうれん草の選び方のポイント
・葉が肉厚
・葉が濃い緑色で光沢がある
・葉先がピンとしている
・茎が太くて弾力がある
・根がきれいな赤

ほうれん草の処理法:根にも栄養が詰まっており、甘くておいしいので葉と一緒に料理しましょう。株元をかき分けるようにしながら流水で丁寧に汚れを洗い流します。

〈茹でる場合〉ほうれん草のアクの正体は「シュウ酸」という成分。毒ではありませんが鉄やカルシウムの吸収の阻害、尿路結石の誘発などの影響があるので、茹でてアク抜きします。切らずに、沸騰したお湯に茎だけ入れて30秒、さらに葉まで入れて30秒。水溶性栄養素の流出を抑えるため、茹ですぎないよう注意。

〈レンジで加熱する場合〉根元までよく洗ったほうれん草約150gを、切らずに耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(500W)で約2分。取り出したら1分ほど水にさらしてアクを抜きます。

ほうれん草の保存法:いったん全体を水に浸し、水を切ってから濡らしたペーパーに包む。チャック付きビニール袋に入れて、冷蔵室へ(保存期間は1週間)。

 皮付きのまま一片ずつに分けてチャック付きビニール袋に入れて冷凍しておくと、料理に使いやすくて便利(保存期間は1ヵ月)。

農家だから知っている!おいしい野菜の食べ方

〈ほうれん草と厚揚げの塩炒め〉
 下茹でしたほうれん草と厚揚げを塩味で炒め合わせた一品。厚揚げのたんぱく質とコクが加わり、ボリューム的にも満足できるおかずです。

“にんにくたっぷり”の肉野菜炒めやレバにら炒めがスタミナアップに最強な理由本書より