さて、世界初となるドラゴンボールのテーマパークができるのはなんと、中東のサウジアラビアです。
なぜ、サウジアラビアなのか。絶対君主制国家のこの国で今、「改革者」として世界から注目されているのが、皇太子兼首相のムハンマド・ビン・サルマン氏です。
Photo:Jean Catuffe/gettyimages
何を改革しているのか。一つは、経済です。サウジアラビアは石油大国であるがゆえ、その経済力を石油に依存しています。世界の大きな潮流としては、脱石油を目指すエネルギー革命に向かっています。また、今後は石油産出量が減ることも考えられます。ムハンマド皇太子はこうした先行きを見据え、国を挙げて「産業の多角化」を推進しています。
他国からのプレッシャーもあります。2000年代半ばから、中東ではドバイが急速に発展し、オイルマネーを投じて都市開発、観光開発で台頭しています。中東の産油国は、ドバイに追い付け追い越せと投資合戦を繰り広げているのです。そこでサウジアラビアも、産業多角化の一環として観光立国を目指しています。
もう一つが、文化です。サウジアラビアにはイスラム教の聖地メッカがあります。厳格なイスラム法を採用しており、教義を守る意味で、エンターテイメントを禁止してきました。しかし、ムハンマド皇太子が18年に映画館を解禁するなど、規制緩和を進めているのです。
そんなサウジアラビアで近年、大ブームのものがあります。それが、日本の漫画やアニメです。実は、ムハンマド皇太子自身が親日家で、日本のアニメやゲームの大ファンなのだとか。







