マルコ・ルビオ米国務長官は3日、米国際開発局(USAID)の再編に向けて議会と協力していく考えを議員らに伝えた。イーロン・マスク氏はUSAIDの完全な閉鎖をもくろんでいたが、それから後退した形となる。ルビオ氏は民主・共和両党の有力議員らへの書簡で、「国務省と関連機関は、USAIDの特定の部局や事務所、またミッションを再編・吸収するため、議会および適切な委員会と協議する」と述べた。ルビオ氏による書簡の数時間前には、マスク氏が率いる「政府効率化省」(DOGE)がUSAIDの管理を強化し、本部を閉鎖していた。ホワイトハウスも3日午後の声明で、USAIDの閉鎖には言及しなかったものの、無駄遣いだと非難する多数のプロジェクトを列挙。「(ドナルド・)トランプ大統領の下で、無駄遣い、不正、そして乱用は今すぐ終わる」としていた。