企業の成長と衰退を分ける決定的な違いはどこにあるのか?
売上や利益の数字を追うだけでは、企業の本当の強さもリスクも見えてこない。
決算書には、経営の意思決定や隠れた戦略が刻まれている。本シリーズでは、決算書を「戦略の道具」として読み解く方法を、全7回の動画で解説する。第3回目のテーマは「PLから読み解く、逆境に強い企業の特徴」。コロナ禍で飲食業が大打撃を受けるなか、なぜコメダ珈琲店は黒字を維持できたのか?
一方、サンマルクはなぜ赤字に転落したのか?一人勝ちした企業と苦境に立たされた企業、その違いを生んだビジネスモデルの差とは?本動画では、PLを通じて「稼げる企業」と「沈む企業」の決定的な違いを解説する。

売上が落ちても利益を守れる企業の秘密

 市場環境が悪化したとき、企業の本当の強さが問われる。

 特に、売上の減少が利益にどう影響するかは、企業のコスト構造に大きく左右される。

 企業の収益構造を理解することで、企業の本当の強みが見えてくる。

 本動画では、PLの基本構造を押さえながら、利益を最大化するビジネスモデルの本質を解説する。

矢部謙介(やべ・けんすけ)
中京大学国際学部・同大学院人文社会科学研究科教授
ローランド・ベルガー勤務などを経て現職。マックスバリュ東海社外取締役も務める。X(@ybknsk)にて、決算書が読めるようになる参加型コンテンツ「会計思考力入門ゼミ」を配信中。著書に『決算書の比較図鑑』 『武器としての会計思考力』 『武器としての会計ファイナンス』 『粉飾&黒字倒産を読む』(以上、日本実業出版社)など。2025年2月、『会計指標の比較図鑑』を刊行。