デロイト気鋭の戦略コンサルタント・望月安迪氏が、最小の労力で最大の成果を生み出す「目的」起点の思考法を伝授。 第3回目の動画では、「価値ある目的」の立て方を解説する。
AIが進化し続ける中、人間に残された最後の仕事は 「主観を活用し、新たな価値を生み出すこと」 だと望月氏は語る。では、主観をどのように目的設定に活かせばよいのか?本動画では、スターバックスの伝説的経営者ハワード・シュルツを例に、価値ある目的の立て方を解説する。

主観がなければ価値は生まれない

 多くのビジネスパーソンは、「客観性」を重視しがちだ。

 しかし、それだけでは新たな価値は生まれないと望月氏は指摘する。

 AIが進化し、データ分析や最適化が進む時代において、人間だけに残された最も価値のある仕事は何か?その答えは、「主観を活用し、独自の目的(ビジョン)を持つこと」だ。

 スターバックスの伝説的経営者ハワード・シュルツが掲げた「サード・プレイス(第三の場所)」は、その代表的な例といえる。

 彼が創り上げたコンセプトは、 データ分析や市場調査だけでは生まれなかった。

 シュルツ自身の強い主観的ビジョンがあったからこそ、多くの人々に受け入れられる価値を生み出したのだ。では、主観をどのようにビジネスに活かせば良いのか?望月氏が徹底解説する!

望月安迪(もちづき・あんでぃ)
1989年生まれ。飛び級で大阪大学大学院 経済学研究科 経営学・金融工学専攻修了。経営学修士(MBA)。2013年、デロイト トーマツコンサルティング(DTC)に参画。経営戦略策定・M&A案件を専門とするStrategy&M&Aユニットにも所属。ファーム内で数パーセントの人材に限られる最高評価(Exceptional)を4年連続で獲得、複数回の年次スキップを経てディレクター職に昇格。デロイト トーマツ グループ全体を対象とした「ロジカルシンキング」研修講師を担当、初年度で200名以上の受講生を受け持つ。著書『目的ドリブンの思考法』『シン・ロジカルシンキング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。