1回だけなら会ってくれるかもしれません。ただ、それっきりで終わることもよくある話です。

 申し訳ないですが、1回きりで終わってしまうのは今のあなたには魅力も付き合うメリットもないからです。「平井ちゃん、たのむよー、仕事をまわしてくれよ」などと寄ってくる元上司ほど、痛くてウザい存在はありません。会ってくれるのは、相手にとって役立つ何かを持っているからです。その1つが、何か役に立つ情報提供をできていたかどうかという点につきます。

 これはプライベートでも同じです。友人・知人であれ、意中の異性であれ、食事などに誘っても返事が遅かったり、やんわりと断りの連絡がくる場合は、あなたが相手にとって優先順位が低い可能性があることを意識しておきたいです。いや、今までの人生で、わかっているはずでしょう?

 もちろん、相手が本当に忙しかったり、都合が悪かったりする場合もあります。相手が誰だろうと付き合いの悪い人、自分の時間を大切にするために公私ともにアポに対して乗り気ではない人もいます。

会って得だと思わせる
ネタ帳を作ってみる

 もちろん、何がなんでも人と会う時間を増やし経験を積むという考えは否定しません。無知なりに相手に一生懸命ヒアリングすることによって、好印象を与える手もあります。想いは通じることもあります。

 ただ、その分、ガッカリの連鎖が広がっていたりしないでしょうか?会ってみたのに、そこで最新の流れについていけないことに気づく場合もあるわけです。

 人に会うのは、その場でしかわからない話を聞くためです。ニュースやSNSではわからない、現場感のある何かがなければ、意味などありません。結果として自分や、自社の価値を落としていませんか。逆に有益な情報を提供する人は重宝されます。