米半導体大手エヌビディアが発表した11-1月期(第4四半期)決算は売上高と利益が大幅に増加した。2年余り活況が続いてもなお同社の人工知能(AI)向け半導体への支出が衰えていないことを示した。売上高はAI向け半導体がけん引し78%増の393億ドル。純利益は80%増の220億ドル。どちらもファクトセットがまとめたアナリスト予想を上回った。エヌビディアの2-4月期の見通しも市場予想を上回った。売上高を約430億ドルと予想しており、アナリスト予想の420億ドルを上回った。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)やブロードコムなど競合他社がエヌビディアの地位に挑戦しているが、投資家は懸念する理由をほとんど見いださなかった。エヌビディアの価値は2023年に1兆ドル(約149兆円)を超え、24年2月に2兆ドルを超えた。そのわずか数カ月後には3兆ドルに達した。
エヌビディア、大幅増収増益 AI半導体の需要強く 11-1月期
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