趣味を楽しむことでリフレッシュ
ただし「打ち込みすぎ」には要注意

【生理的休養】

1 休息タイプ
活動を中断して心身を安らかにする。睡眠、昼寝、休憩など、何もしないことで体を回復させる。従来、休養とされてきたのはこれ。

2 運動タイプ
運動すると血液の循環が促され、老廃物が除去され新陳代謝も向上する。散歩やストレッチなど、軽く体を動かすのがポイント。入浴も血流促進効果があるので、疲労回復にいい。

3 栄養タイプ
消化や吸収力を整える。胃腸を休ませ、疲労を回復に導く。食事は腹八分目に。白湯を飲んで消化器を温めることも休養になる。

【心理的休養】

4 親交タイプ
人や動物、自然と触れ合うことでストレスをほぐす。

5 娯楽タイプ
趣味や嗜好を楽しむことで心をリフレッシュする。音楽、映画、ゲームをするのもいい。ただし、長時間打ち込みすぎるのはNG。休養をとるため、という目的を見失わないこと。

6 造形・想像タイプ
何かを創り出すことで心を解放させる。絵を描く、日曜大工をする、俳句などの創作のほか、空想することもいい。これらに意識を向けることでストレスから距離をとる。

【社会的休養】

7 転換タイプ
外的な環境を変えることでリフレッシュ。旅行、買い物、部屋の模様替え、普段は着ない色の服を着てみるなど。

 7タイプを見渡すと、心身を休める方法には思った以上にたくさんのやり方があることに気づく。いくつかのタイプを組み合わせるとさらに効果が倍増するという。

 例えば、電車の中でずっとスマホを眺めているという人は、こんなふうに「攻めの休養」に変えてみるのはどうだろう。

・目的地の1つ手前の駅で降りて、普段とは違う道を歩く(運動タイプ、転換タイプ)

・知らない町である場合もスマホを見ずに頭の中で地図を組み立てながら探検気分で歩く。面白そうな店を見つけて入ってみる(造形・想像タイプ)

 いつもの行動を少し変えるたけで、3タイプの休養が実践できる。