たった10回言うだけで滑舌改善!「誤嚥性肺炎」リスクを下げる「魔法の3文字」とは?【医師が解説】写真はイメージです Photo:PIXTA

高齢になると、会話するための筋力が落ちて滑舌が悪くなることが多い。口周りの筋力を鍛えることで、滑舌が良くなるだけでなく飲み込み力も改善でき、高齢者の死因として増えている「誤嚥性肺炎」の予防にもつながる。健康寿命を伸ばすために、ゲーム感覚で楽しくできる「発声力トレーニング」を呼吸器内科のスペシャリストが伝授する。本稿は、大谷義夫『「よくむせる」「せき込む」人のお助けBOOK』(主婦の友社)の一部を抜粋・編集したものです。

滑舌の悪さを改善する
“舌の筋トレ”とは?

 ろれつが回らなくて、話している内容がよく聞き取れない高齢者がいます。さまざまな要因がありますが、会話するための筋力が低下することも原因になります。コミュニケーションがとりにくくなるので、ますます会話の頻度が減ります。会話のための筋肉の一部は、飲み込むための筋肉でもあるので、会話が減ると飲み込み力も低下してくるでしょう。

 会話のための大事な筋肉の1つが舌。「滑舌」という言葉があるように、舌の動きが悪いと滑舌が悪くなります。滑舌の悪さを改善するには、早口言葉が効果的。また、発音しにくい音を意識的に発声するトレーニング(ぱ・か・た運動)もおすすめです。

 そして、大事なのが普段から会話を絶やさないことですが、1人暮らしだとどうしても会話が少なくなってしまいます。そんな人には、本の音読をおすすめします。ゲームをやるような気持ちで、楽しみながら早口言葉や音読にチャレンジしましょう。