逆にいえば、「ぱ」の発声が苦手ならくちびる、「か」の発声が苦手ならのどの奥、「た」の発声が苦手なら舌の前方の機能が低下していることになるのですが、ぱ・か・た運動で回復できる可能性があるのです。

 やり方は音を10回連続して発声するだけです。

たった10回言うだけで滑舌改善!「誤嚥性肺炎」リスクを下げる「魔法の3文字」とは?【医師が解説】同書より転載

1日3分の「音読」で
滑舌も肺活量も呼吸力も向上 

 1人暮らしの人は、発声力が衰えがちです。そんな人にすすめたいのが音読。小説や詩、短歌など、何でもよいので、自分の好きなジャンルの本を選び、音読するだけで発声力トレーニングになります。

 背すじを伸ばして、よい姿勢で読むことが大事です。立って読んでも、座って読んでもかまいません。

 また、ゆっくりと大きな声で読むことも重要です。大きな声といっても、のどから声を絞り出すような発声は、声帯を傷めるのでやめましょう。腹式呼吸を意識すると、自然に大きな声になります。

 これらを意識しながら音読を行うと、滑舌がよくなるだけでなく、肺活量もアップし、呼吸力も高まってくるでしょう。

 人に聴かせるためではないので、上手に読む必要はありません。ただ、言葉が明瞭になるように気をつけましょう。1分間の音読を1セットとし、1日3セットぐらいで十分効果があります。