
訪日外国人観光客(インバウンド)を追い風にホテル業界は活況を呈している。新型コロナウイルス禍では大打撃を受けたものの、コロナ前よりも収益を伸ばしたホテルも目立つ。ダイヤモンド編集部は、「月刊HOTERES(ホテレス)」(旧「週刊ホテルレストラン」)のデータを基に、販売可能な客室1室当たりの収益(RevPAR)の5カ年平均の増加率が高かったホテルのランキングを作成した。特集『ホテルランキング 25年最新版』の#4では、客室200室以下で中規模以下の28ホテルのRevPARランキングを公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 名古屋和希)
インバウンドを追い風とした「勝ち組」は
28ホテルの「1室当たり収益力」ランキング
ホテル業界は、訪日外国人観光客(インバウンド)の激増によるバブルに沸いている。新型コロナウイルス感染拡大の落ち込みから復活しただけでなく、コロナ禍前よりも収益力をうまく高めたホテルもある。「勝ち組」のホテルとは。
ダイヤモンド編集部は、「月刊HOTERES(ホテレス)」(旧「週刊ホテルレストラン」)が集計した2019~23年度のデータを基に、販売可能な客室1室当たりの収益(RevPAR)の5カ年平均の増加率が高かったホテルのランキングを作成した。
RevPARは、年間客室売上高を総販売可能客室数で除すことで算出。客室売上高は、客室のみの売上高でサービス料などは含んでいない。
本特集#3『ホテル「コロナ前より収益力増」ランキング【トップ22・客室201室以上】パレスホテル東京が7位、御三家で明暗』では、客室201室以上で中規模以上のホテルの収益力ランキングを公開した。
今回は、客室200室以下で中規模以下の28ホテルの「1室当たりの収益力」ランキングを紹介する。次ページでは、5年分のRevPARを明らかにしていく。上位を独占したホテルとは。