子ども んー……。まずはその子に、やめて!って言う。それから先生に言いにいく。
母 うん、いい考えだね。ほかにいい考えはある?
子ども 止まれ!って言う。そしたらきっと、走るのをやめて止まるだろうから。
母 やめてほしいことを言葉でわかりやすくビシっと言うのはいいね。どんなふうに「止まれ」って言う?
子ども (大声で叫んで)止まれ!
母 うん、すごくいいね。そのとき、ほかにもうちょっとできることがあるんだけど、なんだかわかる?
子ども えっ、なんだろう?
母 止まれって言う前に、その子の名前を呼んだらどうかな?その子の名前がケビンだったら、大声で「ケビン!止まれ!」って言うの。大きい声で名前を呼べば、先生も気づきやすくなるからね。もしも、それでも止まってくれなかったら、どうしようか?
子ども 先生のところへ走っていって、助けを求めるかな。
母 そのとき、先生がずっと遠いところにしかいなくて、すごく不安な気持ちになっちゃったら、どうしようか?ほかに何かできることはあるかな?
子ども お友達を連れて、ジャングルジムのてっぺんまで登る。
母 いいアイデアだね!だけど、どうしてジャングルジムに登るのかな?
子ども だって、その子はパンツを下ろしてるんでしょ?パンツを下ろしたままでジャングルジムに登るのは大変そうだから、てっぺんまでは来れないんじゃないかな。
母 なるほど、いいところに気づいたね。ちなみに、ジャングルジムのてっぺんまで、お友達も一緒に連れていこうと思ったのはどうして?
子ども 1人で叫ぶより2人で叫んだほうがよく聞こえるもん!
母 たしかに!いい考えがいっぱい出たね。
友達の家に遊びに行く前に
しっかりシミュレーションを
母 友達の家で遊んでいたら、お友達のお兄ちゃんが、お兄ちゃんの部屋で一緒に動画を見ようと誘ってきて、そこには裸の人たちが映っていました!これはレッドフラッグ?
子ども レッドフラッグだ!裸の出てくる動画は子ども用じゃない。
母 そのとおり!そういうときは、どうするんだっけ?