今まで会議で議論されている内容はすべてわかっていたのに、真剣に集中しないと会議についていけない、会議で急に振られたときに頭が真っ白になって対処できない。そればかりか、そのことが気になって会議が怖くなってくる。これももう医者に行くべきときでしょう。
このように、自分の不調が仕事に影響があるときはもう、医者に行くべきときなのです。
電車に乗れない、職場で涙が??
段階によっては受診の考慮を
・朝、電車に乗れなくなったとき
メンタルヘルス不調になると朝の出社が億劫になることが多いです。何もしていないのに玄関でぼーっと5分10分過ぎていたなど、家を出るのが遅くなってくる。そして最後に現れてくる症状は電車に関するものです。
朝、会社に行く気分が乗らなくても、いつもの通勤電車に乗ることができるのは、普通の状態です。
駅にいるのに通勤電車をあえて遅らせてしまう、途中下車して何本かやり過ごしたりして、到着電車が遅くなるが、遅刻はしないのは、自分のメンタルヘルスの状況がよくはない注意喚起の症状です。そろそろ医者の受診かカウンセリングを受けるべきか考慮すべき段階です。
実際に、遅刻するようになる。それを上司や同僚に指摘されるのは、必ず医療受診のレベルです。
・会社で涙が出てしまうとき
わけもなく涙が出てしまうのは、メンタルヘルス不調の症状としては比較的多いものです。感情のコントロールが利かなくなってしまっているのです。
涙が出るのが、帰宅後や会社以外の場合、それは嬉しくはないけれど、ある意味普通のことです。
会社で就業中に涙が出そうになり、席を外して気分転換すれば耐えられる、または、トイレまでは我慢できるのであれば、それは医療受診を考慮すべき段階です。上司にいろいろ言われて泣いてしまったというのも、受診を考慮すべき段階でしょう。
職場の自分の席で涙がこぼれてしまう、それを同僚に気づかれる場合は、医者を受診し、主治医と休職について相談するべきだと考えます。