
「テレビが生んだスター」が
テレビにトドメを刺す皮肉
「月額いくらなんだろう、1000円くらいだったら全然払うな」
「サブスクってことは“ごっつええ感じ”とか”働くおっさん劇場”とか昔の番組も配信するのかな」
7月1日にスタート予定の「ダウンタウンチャンネル(仮)」についてさまざまな声が上がっている。
現時点で明らかになっているのは、これはネトフリなどと同じく「定額制のサブスクリプション」ということ。松本人志さんと浜田雅功さんというコンビによるコンテンツの配信だけではなく、利用者も参加できるライブ配信なども予定されている。
報道によれば、吉本興業はコンテンツを海外販売するなどのビジネス展開を想定し、国内外から制作資金の出資を受けるため、昨年12月には資金調達用のファンドを設立しているという。
確かに松本さんは芸人以外にも「ドキュメンタル」や「笑ってはいけないシリーズ」「IPPONグランプリ」などコンテンツの企画・プロデューサーという顔もあり、「ドキュメンタル」のフォーマットは世界各国に「輸出」されるなど世界的ヒットとなった。このような実績を踏まえれば、「ダウンタウンチャンネル(仮)」発のコンテンツも同様に「海外で売れる」という判断になるのは当然だろう。
そんな形で「ダウンタウンチャンネル(仮)」に対する人々の期待が膨らんでいく中で、この動きを遠巻きに眺めながら複雑な感情を抱いている業界がある。
テレビや新聞などのいわゆる「オールドメディア」だ。