
人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
古い友だちからのLINE。「お前、○○市の出身だったよね。今度出張で行くんだけど、いい店知らない?」と尋ねてきた。店はいくつか知っているが、どう答えたものやら……。
「情報を得たいときは、もっと目的を整理してから質問しろ!」と詰めたいところだが、それも大人げない。相手のニーズを受け止めつつ、どう返すか?
(B)「名物は△△だけど、地元の友だちにオススメの店を聞いてみようか?」
(C)「へえー、○○市に行くんだ。駅前の噴水が面白いからぜひ見てみて!」
正解は……
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C
× (A)「希望する店のジャンルとだいたいの予算と利用の目的はどんな感じ?」
△ (B)「名物は△△だけど、地元の友だちにオススメの店を聞いてみようか?」
◎ (C)「へえー、○○市に行くんだ。駅前の噴水が面白いからぜひ見てみて!」
解説
SNSのグルメ系のグループでも、こういう漠然とした聞き方をしている人をしばしば見かけます。気の毒ですが、具体的に尋ねないと有益な情報はまず得られないでしょう。
ただ、古い友だちが個別に聞いてきた場合、おそらく具体的な情報を求めているわけではなく、「お前の地元に行く」と伝えるのが最大の目的です。「相手が満足する『いい店』を教えてあげなければ」とプレッシャーを感じて、Aのように返す必要はありません。
ここはCのように「プチ情報」を伝えて、地元に行ってくれることへの歓迎の気持ちをにじませれば十分です。食べ物と関係なくてかまいません。食べ物の話で返すなら、Bぐらいの軽い感じで様子を伺ってみましょう。本当に知りたければ、さらに聞いてきます。
