1回3分でOK!52歳で17kgのダイエットに成功した経営者が食後に取り入れた「自宅でできる運動」とは?写真:筆者提供

一念発起してダイエットに挑戦しました。50歳を過ぎても無理なく痩せるにはどうしたらいいか――減量計画もプロジェクト・マネジメントのように、自身で考え抜いて設定したのが成功の秘訣だと思います。結果は、無事に目標を達成! 食事と運動のコツを紹介します。(トライズ代表 三木雄信)

スティーブ・ジョブズの真似をした

 男52歳、本気のダイエットをプロジェクトにして、「6カ月で66.6kgになる」とゴールを決め、摂取・消費カロリーの数値化と、リバウンドを防ぐタンパク質の数値化を定めました。

 プロジェクトの成否は「段取り」にかかっています。そして実行力は、「習慣化」がものを言います。できるだけムダを省き、考えなくても確実に実行できること。これはApple創業者のスティーブ・ジョブズが、毎日の服装を黒のタートルネックとジーンズ、スニーカーに決めていたのと同じ理屈です。人間が1日に処理できる情報量には限界があるので、余分なことは考えずに省くことが、パフォーマンスを高めます。

 私がまず手を付けたのが、食事の仕組み化です。ご飯茶碗と中皿、小鉢を3つ、グラス1つとそれらが全て載るトレーを買いそろえました。これらを常時フル活用することで、バランス良くカロリーを管理した食事を取れています。

 ポイントになるのが、3つの小鉢の使い方です。タンパク質や食物繊維を含む食材を摂るために毎日食べても飽きず、手間がかからず、保存も効く食材は何か――。

 トップバッターは、冷凍枝豆です。自然解凍で小鉢に入れれば一品が完成します。タンパク質は小鉢1つで約5g、カロリーは50キロカロリー程度。

 2番バッターは、もずくです。低カロリーで食物繊維が豊富な海藻で、特にフコイダンという成分を多く含み、免疫力の維持や生活習慣病予防に役立つとされています。100g当たりのカロリーは10~15kcalと非常に低く、カルシウムやマグネシウム、ヨウ素などのミネラルも含み、体内バランスを整える働きがあります。