ALPHA ジェネラルパートナーの川西崇弘氏、立岡恵介氏、田中正人氏ALPHA ジェネラルパートナーの川西崇弘氏、立岡恵介氏、田中正人氏 Photo by Yuhei Iwamoto

新興ベンチャーキャピタル(VC)の「ALPHA(アルファ)」が投資活動を開始した。1号ファンドの「ALPHA-1投資事業有限責任組合(ALPHA-1)」はファーストクローズ(初回の投資募集終了)時点で約100億円の規模となる。今後は最大200億円までファンドの規模を拡大する計画だ。

 ALPHAの運営に当たるGP(ジェネラルパートナー・無限責任組合員)はいずれもVCおよびPEファンド出身の3人。実際に投資を実行するのはそのうち2人のキャピタリストのみだが、現時点でファンド規模は100億円と大型だ。通常であれば1号ファンドへの出資に消極的な金融機関など、機関投資家によるLP(有限責任組合員。ファンドの出資者)出資も積極的だ。

 直近では新設のVCファンド数は減少傾向にあり、一部では資金を集められずに、ファンドの組成ができないケースもあるという。そんな中で少人数・新設VCとして大型ファンドを立ち上げた経緯を3人に聞いた。