米国防総省の情報当局者らは、イランの核施設に対する米軍の攻撃で核プログラムを最長2年遅らせることができたとみている。同省が2日、明らかにした。ドナルド・トランプ大統領は攻撃でイランの核開発が「壊滅した」と主張していたが、より控えめな評価が示された格好となる。国防総省のショーン・パーネル報道官は、報道陣向けのブリーフィングで当局者らによる評価を公表し、攻撃で「核開発計画を2年遅らせた」ことが示されたと述べた。イランの核能力が攻撃でどの程度の被害を受けたのかは、重要な問題として浮上している。またイラン政府が破壊された施設を再建し、核兵器製造に必要な濃縮ウランなどの生産を再開するまでにどれだけの時間がかかるかという疑問も生じている。
イラン核開発、米攻撃で最長2年遅れ=米国防総省
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