ひんやりがしみわたる!コーヒー・麦茶・ハイボールが「キンキン激ウマ」になる4つの裏ワザとは?写真はイメージです Photo:PIXTA

夏ほどアイスコーヒーのおいしい季節はない。キンキンに冷えたハイボールも最高だ。家で、外出先で、氷がカラカラとグラスの中で音を立てているのを聞くだけでも涼やかな気持ちになるものである。その氷の使い方について、ひと工夫でさらにドリンクがおいしくなるという。(フリーライター 武藤弘樹)

猛暑だからこど格別うまい
冷たい飲み物

  暑い日が続いている。特に近年は毎年何かしらの異常気象に見舞われている感があるが、今年は「雨が少く短い梅雨」で、6月の梅雨のさなかに各地で真夏日や猛暑日が多く観測されるなどした。

 気象庁が発表しているデータによると、今年の梅雨入りは各地で「遅い」が多かったにもかかわらず、梅雨明けは「かなり早い」となった。今年の梅雨は非常に短く全体的に例年と異なる挙動を示しており、6月17~24日は晴れが多く「梅雨が中休みを取る」という表現も飛び出していて、ゆとりある働き方の改革を推進する令和コンプラが梅雨にも適用されているかのようである。

 なお、例年とひと味違う梅雨は気象予報士を混乱に落とし入れており、6月下旬に降った雨に関しては「この雨は梅雨の証拠」とする人や、「もう梅雨明けしたからこれは梅雨と関係ない雨」と考える人が出てきている。気象予報士同士をあからさまにギクシャクさせるくらい、今年の梅雨はすさまじいようだ。

 いつしか「危険な暑さ」という新しいフレーズはすっかり定着して日常のものになってしまった。ひと昔前までは、夏の暑さで汗だくだくになるのにも風情があった。だが今は、たしかに命を脅かす勢いの猛暑が襲い来るので、汗だくだくの風情なんぞは感じる余裕がない。

 しかしそれでも、猛暑の中で涼を取ることができる人類の英知――すなわち冷房の効いた部屋、冷たい飲み物、アイス、冷やしたスイカなんかに触れられると生き返った心地がして、やはりそこには夏の風情が宿るのである。

 この記事では特に、あまり知られていない氷の“命を潤わせる”使い方をいくつか紹介したい。