決断を急がせる人には注意! あなたの“考える自由”を奪う心理トリックとは?
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信用できる人は「悩む時間」をくれる人です
今日は、「信用できる人って、どんな人だろう?」というテーマでお話しします。
結論から言うと、信用できる人は悩む時間をくれる人です。
しっかり考えないと出ない答えもある
人生において、大切な決断というのは、そう簡単には答えが出ませんよね。
時間をかけて、じっくり考えてこそ、自分にとって納得のいく答えが出るものです。
決断を急がせてくる人には注意
そんな中で、「いつまでに決めないと損ですよ」「今すぐ返事をください」といった言い方で、決断を急がせてくる人がいます。
こうした相手には、注意が必要です。
焦らせることで何かを得ようとするやり方は、信頼できない人の典型的な特徴です。
信用できる人は「ゆっくりでいいですよ」と言える
一方で、「ゆっくり考えてください」「納得したうえで返事をください」と言ってくれる人もいます。
こういう人は、信用していいと思います。なぜなら、自分が提供しているものに自信があるからです。
じっくり考えてもらっても、きっと良さをわかってもらえる――そういう気持ちがあるからこそ、相手に時間を与えられるのです。
「悩む時間をくれる=配慮がある」
さらに、相手に時間を与えるという行為は、配慮ができる人であることの証拠でもあります。
その人が「どんなペースで判断するか」をちゃんと尊重してくれているわけですからね。
急がせる人は「何かを隠している」可能性も
そもそも、急かすことで得られるものって、何でしょうか?
それは、相手に気づかれては困ることを隠しておきたいという心理かもしれません。
「時間をかけて考えられると、都合の悪い点に気づかれてしまう」
そう思っているからこそ、急がせてくるのです。
せっかちでも注意が必要です
もちろん、悪意があるわけではなく、単にせっかちな人もいるかもしれません。
しかし、どんな理由であれ、大事な判断を焦らせることはトラブルのもとになります。
結果として、「せっかち」と「信頼できない」の違いは、受け手にとってあまり変わらないのです。
「悩む時間をくれる」は、信頼のサイン
ですので、悩む時間をちゃんとくれる人、「ゆっくりで大丈夫ですよ」と言ってくれる人は、信頼していい一つの基準になります。
大切な決断ほど、急がず、自分のペースで。そうさせてくれる人は、きっと信用できる人だと思います。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。