ローソク足の色で分かる
株価の上下と値動きの流れ

あと色にも意味があるんですよね。赤が「陽線(ようせん)」といって、始値から株価が上昇して終わった場合を指しています。このように株価が上がったということを、赤色で示してるんですね。

逆に、株価が始値から下がって終わった場合は「陰線(いんせん)」といって、青くなっています。上がったか下がったかが、ローソク足の色を見ることでパッと分かるようになってるんですね。

今、ローソク足の色の話をしたのですが、実は色は必ず赤と青というわけではありません。

上のスライドは、各社の株価チャートですが、例えば松井証券は陽線は赤、陰線は緑になっています。三菱UFJ eスマート証券は、白抜きのローソク足が陽線、紺色で塗りつぶしてあるのが陰線ですね。

このように各社、必ずしも「何色が陽線/陰線です」と明記していないので、どちらが陽線/陰線なのか、チャートごとに判断してください。

全体の値動きを見て、株価が上昇している時に多く表れているのが陽線、その逆が陰線ではないか、とアタリを付けて見るのがいいと思います。

そして、上のスライドの一番左側に示している5本のローソク足が、「日足(ひあし)」です。日足というのは1日の値動きを表したローソク足のこと。これが月曜日~金曜日までの5本集まると、1本の「週足(しゅうあし)」になります。
ですので、月曜日につけた始値が週足の始値になって、金曜日の最後につけた終値が週足の終値になります。

さらに、週足が4週分または5週分集まると、1本の「月足(つきあし)」となります。第1週の始値が月足の始値になり、最後の週の終値が月足の終値になりますね。

そして、さらに長い「年足(ねんあし)」もあるんですね。これは12カ月分の値動きを1本のローソク足で表します。
月足の1月の始値が年足の始値に、12月の終値が年足の終値になります。そしてその間につけた高値と安値に向かって、ヒゲが伸びる形です。

さてこの後は、たった1本で判断がつく「特別なローソク足の形」を勉強します。
【※この記事の続きはこちら】
⇒なぜその形で株価が動く?「ローソク足」の特別なサインを徹底解説【チャート入門 第1回:その2】
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