この研究が教えてくれるのは、非認知能力の育成がその後の人生を大きく左右するということ。何かに挑戦する意欲、苦境に耐える忍耐力といった力は、長い時間をかけてじわじわとポジティブな効果を発揮するということです。
就学前の年齢を過ぎても
非認知能力は育める

「ペリー就学前教育プロジェクト」の研究成果は、教育への投資、特に非認知能力を育む教育の重要性を、科学的に証明してくれました。
そして、非認知能力を育むことができるのは就学前だけではありません。幼少期はもちろん、小中学生の時期もまた、子どもたちが多くのものを吸収できる大切な時間です。実際、私たちの学童保育の現場でも、日々子どもたちの驚くべき成長を目の当たりにしています。
大切なのは、それぞれの発達段階に応じて、子どもたちの非認知能力を育んでいくこと。そうすることで、彼らは自分の人生を切り開いていく力を身につけていけるのです。