
商品が優れているだけでは売上は生まれない。商品の売上を支えるいくつかの力があり、それらをどう連動させるかが鍵になるという。名だたる海外ブランドの事業に携わってきた野本 明氏が、成果を生む「数式」を示し、売上アップの構造を説く。※本稿は、野本 明『利益を出すために重要な24の数式 眠っている数字であなたの会社をよみがえらせる』(日本能率協会マネジメントセンター)の一部を抜粋・編集したものです。
3つの「力」がそろったとき
ブランドは躍進していく
【数式】売上高=商品力×集客力×販売力
売上を拡大するとき、必要なのは何か。いくら商品が良くても消費者が来ないことには売れようがありません。さらに来てくれれば終わりかというと、それだけでは買ってくれるとは限りません。どうやって売るか、売り方も大事なのです。商品、集客、販売の大きな3つの軸でそれぞれの力を最大限発揮して、初めて商品であるモノやサービスが売れます。注目していただきたいのは、この数式が掛け算になっていることです。3つの力のどれかが欠けていたら、全体の目標は達成できないのです。
1990年代に飛躍したナイキの場合を見てみると、エア・ジョーダンというアイコン商品、Just Do Itという強力な広告キャンペーン、そしてナイキタウンという全米各地につくられた先進的な直営大型店、という強力な武器を持った3つの力が結集して生まれたということが見て取れます。