アイスミルクの良さは低カロリー
だが商品によっては高カロリーなものも
「アイスクリームは乳脂肪分が豊富なところが魅力ではありますが、その分カロリーの高さが気になります。年齢を重ねるごとに基礎代謝が低下し、また猛暑ですとエネルギー消費量が少なくなりがちなので、高カロリーの傾向があるアイスクリームよりも、低カロリーのアイスミルクがいいと思います。私は牛乳や砂糖など、五つくらいの材料でできているアイスミルクの商品をよくいただいています」
アイスミルクは乳固形分が10%以上(うち乳脂肪分3%以上)と、アイスクリームの乳固形分15%以上(うち乳脂肪分8%以上)に比べて乳脂肪分が少ない分、全般的にカロリーが低い商品が多い。それでいて、牛乳と同じくらいの栄養素を含むという――。なるほど、と思った。
だが、スーパーでさまざまな商品を見てみると、「アイスミルク」の中にもカロリーが高くて添加物がやたらと多い商品がある。つまり「種類別」の項を見るだけでは、適切な指標とはいえないのだ。
◎アイスクリーム
乳固形分…15%以上
うち乳脂肪分…8%以上
乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれていて風味が良く、栄養的にも優れている
◎アイスミルク
乳固形分…10%以上
うち乳脂肪分…3%以上
乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームより少ないが、牛乳と同じくらいの栄養素を含む
◎ラクトアイス
乳固形分…3%以上
乳脂肪分…――(※規定なし)
乳固形分はアイスミルクよりも少なく、植物性脂肪分が多く使われている
・出所:一般社団法人Jミルクホームページから
乳固形分…15%以上
うち乳脂肪分…8%以上
乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれていて風味が良く、栄養的にも優れている
◎アイスミルク
乳固形分…10%以上
うち乳脂肪分…3%以上
乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームより少ないが、牛乳と同じくらいの栄養素を含む
◎ラクトアイス
乳固形分…3%以上
乳脂肪分…――(※規定なし)
乳固形分はアイスミルクよりも少なく、植物性脂肪分が多く使われている
・出所:一般社団法人Jミルクホームページから
「老けないアイス」を見分ける
1つ目のポイントは「カロリー」
そこで改めて、三つの特徴を挙げる。これらのポイントをおさえれば、「老けないアイス」を選べるはずだ。
まずはカロリーの確認。厚生労働省の食事摂取基準によると、大人の間食は200キロカロリーほどとされている。アイスクリームの場合、カロリーがそれ以下の商品はなかなかないのだが、小山氏がよく食するアイスミルクは150キロカロリー程度だという。
あまりにオーバーしてしまうと肥満につながり、「老ける」要因になってしまうので、アイスクリームの場合でもせめて250キロカロリー程度までのものを選びたい。