東大が2校でトップ
早慶、MARCH、関関同立も上位に

 LINEヤフーのランキングでは、東京大学がトップに立った。2位は早稲田大学、3位は大阪大学と慶應義塾大学が並んだ。

 国公立大学では、上記の以外に旧帝国大学の京都大学、他に東京工業大学(現・東京科学大学)、筑波大学、名古屋工業大学、東京都立大学がランクインした。

 私立大学では、早慶以外に明治大学、同志社大学が上位に入り、IT・デジタル系ビジネスを支える企画・営業部門などで存在感を発揮していると推察される。また、千葉工業大学といった理工系大学も強さを見せた。

 楽天グループは、1位の早稲田大学が例年強い採用傾向を見せており、人材戦略においても中核的な位置を占めると見られる。2位は東京大学、3位は慶應義塾大学だった。

 東京工業大学、京都大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学といった理工系・旧帝大からの採用が多く、技術系職種の採用に力を入れていることがうかがえる。また、上智大学、青山学院大学、中央大学といった首都圏私大が存在感を発揮している。

 サイバーエージェントは、1位が慶應義塾大学、2位が早稲田大学、3位が同志社大学だった。

 4位以下は、青山学院大学、法政大学、立教大学、明治大学といったMARCHや、関西学院大学、立命館大学といった関関同立の大学が上位に入っている。

 ディー・エヌ・エーは、1位が東京大学、2位は慶應義塾大学、東京理科大学、早稲田大学が並んだ。

 東京理科大学が早慶と同列で2位に位置しているのは、DeNAの技術系採用が理工系大学に厚いことを示唆している。

 5位以降には、北海道大学、大阪公立大学の他、東京工業大学、電気通信大学、千葉工業大学など理系・工業系大学が多くランクインしている。AIやモバイルサービス、モビリティ事業などを展開するDeNAならではの技術重視の採用戦略が表れている。

 MARCH、関関同立の有力私大もランクインしており、バランス良く採用が行われている。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。