第二の心得:生涯現役の秘訣は「楽しむ運動」にあり

自分の目標を達成するためにも、健康でいるには、自分自身が楽しめる運動を続けることが有効です。家康も、鷹狩りをするなど、健康のために体を動かし続けました。

年齢を重ねても健康で活躍するリーダーは、定期的に何かしらの運動を楽しんでいるケースが多いです。

成功者が選ぶ、心と体を鍛えるアクティビティ

食事の管理も大切ではありますが、年齢を重ねれば重ねるほど、結局のところ運動することによる“体力と気力の維持”が大きく影響します。

経営者にはゴルフ好きが多いですが、そのほかにも自転車や山登りなど、下半身の筋力や心肺機能の強化を無理のない範囲で楽しんでいる人も多いです。

第三の心得:「早期発見」が生死を分ける

また、体調に不安があれば定期的に健康診断を受け何か異変があれば早期に改善に向けて対応することも欠かせません。

これらは当たり前のことのようですが、じつは体調に不安があるにもかかわらず、それを直視することなく、放置する人は多いように感じます

ずっと放置した結果、気づいたときには病状がかなり進んでいたというケースも少なくありません。

異変を感じたときは放置しない

家康は中国から医学書をとり寄せ、医者から講義を受けたりしましたが、いまはインターネット上で手軽に情報を得ることもできますし、かかりつけ医にアドバイスを受けることだってできます。

私自身、40代後半になったいま、老眼や腰痛を患ったりして、体調に異変を感じることが多くなりましたが、異変を感じたときは放置せず、インターネットで情報を得つつ、適切な診療科を受診して医師に診てもらうようにしています。

病を押して無理をしても、仕事の生産性は上がらず、生活の質も落ちていくでしょう。どんな病も、結局のところ早期発見・早期治療が有効だといいます

体調を優先し、無理のない範囲で運動することで、家康のように長生きしながら大事を成し遂げましょう

※本稿は『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。