――一流大学出身であるがゆえに、職業の選択肢を狭めてしまう人がいます。ムリをして挫折する人もいます。
仕事の選択肢を自ら狭めるというのは、非常にもったいないことですよね。ハーバード大出身者が、みんながウォール街で働かなければいけないわけではありません。
そもそも僕はエリート家庭で育ったわけではない。親は普通の仕事をしているし、姉はずっとバーテンダーをやっていて、親族の4分の1ぐらいは軍関係に勤めています。
一流大学出身だからといって、何かに縛られるのではなく、僕はハーバード大を出たからこそ、選択肢が広がって自由になれたと思っています。いま日本で好きな仕事、やりがいのある仕事で生活できているのも、そのおかげだと思っています。