訪問者と最初に顔を合わせる玄関は、防犯の最重要拠点だ。顔が見える安心感はもちろん、近年ではスマホと連動し、離れた場所からでも来客対応ができるテレビドアホン(スマートドアホン)が主流になっている。

 訪問時にインターホンが押されると、自動で画像や動画を記録する「自動録画機能」も大半の製品が備えており、留守中の来訪者を確認できる。製品によっては専用アプリを通じて、テレビドアホンの録画映像を家族で共有することも可能だ。

「さらに、室内モニターと玄関子機をつなぐ配線工事が不要で、手軽に設置できるドアホンが増えています。『ワイヤレスタイプ』のほうが短時間で設置できますが、玄関子機は電池で電源を確保することになります。もし、もともと家にドアホンが付いていて配線があるなら、それを利用したほうが玄関子機の電池切れの心配はなくなります」

アナログなのに品切れ続出…「泥棒が近寄らない家」には必ずある!防犯グッズの選び方【プロが教える】ワイヤレスで、既存のチャイムからでも簡単に交換できる。別売りの「ホームユニット」を追加すれば、スマホでの遠隔応答も可能に/「パナソニック ワイヤレステレビドアホン VL-SGZ30」(2万7280円)

秋の夜長に需要が伸びる
「光」で不審者を驚かせるアイテム

 突然の光で不審者を驚かせ、姿を照らし出すセンサーライトは、防犯の基本かつ非常に効果的なアイテムだ。

「毎年、夜が長くなる秋口になると防犯意識が高まり、センサーライトの需要がぐっと伸びます」

 センサーライトは種類が豊富。電源方式はソーラー式、電池式、ACコンセント式があり、明るさも幅広く何段階かに調整できるタイプもある。設置方法については、結束バンドやマグネットで簡単に設置できる製品が主流だ。

 角度を調節して照らす場所を調整できるものや、スマホ連動型カメラが一体になったものもあるので、自宅の環境などによって選びたい。

アナログなのに品切れ続出…「泥棒が近寄らない家」には必ずある!防犯グッズの選び方【プロが教える】ソーラータイプで、日が当たる場所ならどこでも簡単に設置できる/「オーム電機 ソーラーセンサーウォールライト LS-B400JW-SD2」(1408円)