訪問者と最初に顔を合わせる玄関は、防犯の最重要拠点だ。顔が見える安心感はもちろん、近年ではスマホと連動し、離れた場所からでも来客対応ができるテレビドアホン(スマートドアホン)が主流になっている。
訪問時にインターホンが押されると、自動で画像や動画を記録する「自動録画機能」も大半の製品が備えており、留守中の来訪者を確認できる。製品によっては専用アプリを通じて、テレビドアホンの録画映像を家族で共有することも可能だ。
「さらに、室内モニターと玄関子機をつなぐ配線工事が不要で、手軽に設置できるドアホンが増えています。『ワイヤレスタイプ』のほうが短時間で設置できますが、玄関子機は電池で電源を確保することになります。もし、もともと家にドアホンが付いていて配線があるなら、それを利用したほうが玄関子機の電池切れの心配はなくなります」

秋の夜長に需要が伸びる
「光」で不審者を驚かせるアイテム
突然の光で不審者を驚かせ、姿を照らし出すセンサーライトは、防犯の基本かつ非常に効果的なアイテムだ。
「毎年、夜が長くなる秋口になると防犯意識が高まり、センサーライトの需要がぐっと伸びます」
センサーライトは種類が豊富。電源方式はソーラー式、電池式、ACコンセント式があり、明るさも幅広く何段階かに調整できるタイプもある。設置方法については、結束バンドやマグネットで簡単に設置できる製品が主流だ。
角度を調節して照らす場所を調整できるものや、スマホ連動型カメラが一体になったものもあるので、自宅の環境などによって選びたい。
