泥棒が侵入したら音で警告
家の周りに敷くだけでOKの「防犯砂利」
泥棒が嫌がる「音」による対策も有効だ。特に、窓ガラスへの衝撃や、窓の開閉を検知して大音量で知らせる防犯アラームは、1個1000円程度から導入できる最も手軽な防犯グッズの一つだ。
「窓用のアラームには、ガラスへの破壊や衝撃を検知して鳴る『振動検知式』と、窓が開けられたことを検知する『開放検知式』があります」
「振動」と「開放」だけでなく、その両方に反応する製品もある。窓の開閉の邪魔にならず、両面テープで貼るだけで工事は不要。「警戒中/解除」が一目で把握でき、電池寿命が近づくとLEDランプが点灯して知らせてくれる機能が付いているものがおすすめだ。
防犯砂利も、夜が長くなる秋口になると需要が伸びる、スタンダードな防犯対策の一つだ。
「泥棒は、音が鳴って見つかるリスクが高い家を避けます。家の周りに敷くだけで、“泥棒に選ばれない家”にする効果が期待できます」

「防犯グッズは、非常食などの防災グッズと似ていると感じることがある」と話す河本さん。
「もちろん、何も起こらず使わないままが一番いいのですが、『万一への備えがある』という事実が、日々の生活に安心感をもたらしてくれます」
自宅や離れて暮らす家族の家などに必要な防犯グッズを取り入れて、穏やかな暮らしを実現したい。