闇バイト強盗のニュースで品切れに
アナログ防犯の威力とは

 デジタル防犯と組み合わせることで真価を発揮するのが、補助錠防犯フィルムといったアナログ的な防御だ。侵入に時間をかけさせ、犯行そのものを諦めさせる効果が期待できる。

「昨年秋頃、闇バイト強盗のニュースが大きく報じられた後、補助錠は一時、品切れになるほど売れました。窓ガラスを割られても、クレセント錠(窓の鍵)を開けられただけでは侵入させない、時間を稼ぐ手段として注目されています」

 頻繁に開け閉めしない窓や、寝室などの特に防犯性を高めたい場所におすすめなのが、つまみ(鍵)が取り外しできてロックできる補助錠。万が一、犯人が補助錠の存在に気づいても、つまみがなければ回して開けることができない。

 リビングの窓のように毎日開け閉めする場所には、両面テープで貼るだけで設置でき、レバーの上げ下げにより簡単に施錠・解錠できるものもある。

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「防犯フィルムも、闇バイト強盗の報道があった後、一時期売り切れが続出した商品。補助錠と並び、侵入に時間をかけさせ、犯行を諦めさせる効果が期待できます」

 防犯フィルムは厚く、ハンマーで叩かれたとしても、ガラスが割れて穴が開くのを防いでくれる。侵入者は、クレセント錠の周りのガラスを割って、鍵を開けて侵入してくるのが常套手段。クレセント錠の周りを守れるサイズがあれば、防犯効果は十分に期待できる。