挙げ句の果てに杏仁豆腐がマズイ!とか言ってる奴がいてさあ。あのね、1000円でデザートまでつけてくれてありがとう!でしょうが。
そういうのは何万円もする高級中華に行って書きなさい。いずれにしても相当カッコ悪い行為だと思いますけどね。
編集部:書き込む人の悪意を感じますね。
所:というより、情けないわけでありまして。TVでタレントさんが美味しいとか今ひとつとか評価しているのは、評価することが番組のひとつの要素となっているから評価しているわけでね。求められる立場を作ってからのお話しなわけです。
一生懸命な姿を見せられたら、私は何も言えない。
編集部:確かに、評価してくれって頼まれてもいないという立場をイメージしてみると、あーだこーだそのお店の良くない事をネットに書き込むって、どうかしている感じはしますよね。
料理の美味しさは
味だけじゃ決まらない
所:でさ、甲府に行った翌日に孫の七五三があって、お祝いに高級レストラン行ったんですよね。2時間かかるフルコース!ずいぶん昨日と違うなーって(笑)。
料理も当然美味しかったよ。でも、心の底では「カミさんの料理のほうが旨いなぁ」って思ってるわけ。私はカミさんの料理が世界一旨いって思っているから、もはや外で食べる美味しいものに対する興味を失ってるんだな、って感じたよ。
で、総じて甲府の中華のほうが私には良かったなぁって。それはテレビ見て、カミさんとクルマで遠出して、列に並んでる人達と記念撮影大会したりなんかして、気持ちが美味しくなる料理食べてっていう『いきさつ』がそう思わせたんだよね。
もちろんフランス料理も美味しかったよ。でも、その日は、孫のお祝いで家族全員で神社行ったりしてっていう『いきさつ』の方が上回ってましたっていうね。
つまり、私の中における評価というものは、自分の知識や経験やそこに至るまでのいきさつを全部ひっくるめたもので判断しているって事なんですよね、えぇ。
つまり、皆さんに何が伝えたいかと言いますとね、ウチから甲府は近いようで意外に相当遠かったぞ!って事ですね(笑)。