友だちが少ない人は、友人とは本音で話したいと考えています。変な駆け引きをしたり、嫉妬をしたり、大げさな表現をすることなく、自然体でいたいと考えています。

 だから、友だちと認定する人が少なくなります。

「親友/同僚/知り合い」という区分になりやすく、「友人」という概念が希薄です。

 親友以外は知り合いと考え、その親友とも数カ月に一度会えば満足になりがちです。

「会う頻度が多いと話すことがなくなる」とも考えています。

友人を尊重するあまり
遊びに誘うのが大の苦手

 友だちが少ない人は、会いたい人ほど連絡しないという行動があります。

「断られたらどうしよう」
「相手はいま忙しいかも」

 と考えてモヤモヤし、連絡せずに時がすぎていきます。そして休日はいつもソロ活です。

 コミュ力がないというよりも、自分から誘わないという特徴があります。

 気の合う友人がいても、「わざわざ遊びに誘うのもなあ……」と考えるクセがあり、時が経過すると、「いまさら連絡するのもなあ……」と思い、関係が消滅していきます。そして、それでも残る人を友人に認定します。

 誘うことが苦手という特徴もあります。

 基本的に、誘うよりも誘われたいというマインドがあり、数少ない友人も同じことを考えているので、「何となく疎遠」が日常的に起こります。

コミュ障ではないけれど
長く一緒にいるのはしんどい

 友だちが少ない人は、人と話すことは好きでも、一定時間を超えると、早く帰りたいという気持ちのほうが強くなるタイプがいます。

 だから、会う約束をするときは勇気と勢いが必要のため、自然と友だちが少なくなっていきます。

 楽しく会話ができたという喜びよりも「余計なことを話してしまった」「あれは失礼だった」という自責の念が強く、帰宅後に反省会をします。

 だから、その場かぎりの関係のほうが気楽に会話ができます。

 彼らは休日になると、飲み屋のおじさんや旅先で出会った人などと少し会話をすれば、人と話したという満足感を得ます。