これらについても、面接で確認をしますが、能力については、質問と回答だけで見極めるのは容易ではありません。
そこで、日本生産性本部が開発している「エナジャイザー」というツールを活用しています。
定着率85%のラーメン店が
「優秀すぎる人材」を採らない理由
エナジャイザーは、業務能力や性格、業務適正、価値観など、通常目には見えない特性を診断し、客観的なデータを提供する人と組織の診断ツールです。
同書より転載 拡大画像表示
エナジャイザーでは個人の情報処理の特性も見ることができます。
情報処理能力が高いと一般的に優秀な人材と言われますが、凪では、この数値が高すぎる、優秀すぎる人材は、採用していません。
情報処理、すなわち頭の回転スピードは人によって速い、遅いがあります。これがあまりに違いすぎると、大学生と小学生がお互いに話のスピードについていけないように、コミュニケーションが成立しません。いずれ退職してしまいます。
価値観だけでなく、能力についても周囲と違いすぎると、業務に支障が出て、お互いにとって不幸です。凪は、「人の気持ちを理解できる」「人を喜ばせられる」「他者とコミュニケーションがとれる」明るくて素直な人を、求める人材像に設定して、採用活動を行っています。能力はそこそこで十分です。求める人材を明確にし、選考段階でもミスマッチがないよう見極める。それによって、入社後の「こんなはずじゃなかった」をなくし、定着率85%を実現しています。








