入退社を繰り返しても
戻るたびにキャリアアップ

「もともと、凪の2店舗目である立川の隣のお店で働いていて、それが縁で2007年に入社しました。その後、先輩の独立についていく形で、2年ほどで辞めたのですが、その後も生田からはたまに連絡をいただいていました。結局、そのお店がうまくいかなくて、そのときに『戻っておいで』と連絡をいただき、再入社。2010年に香港、その後フィリピンの立ち上げに参加しました。

 帰国して少し疲れてしまって、地元に戻ってうどん屋で働こうと思っていたら、生田がうどんの勉強をさせてくれて、『煮干うどんFISHMEN』といううどん屋をやらせてもらいました。ただ、オペレーションに失敗して、1年持たずに閉店。その後、やはり昔の先輩の独立についていく形で2度目の退職。それなのに生田は、なぜか退職後も給料を振り込んできたり、スカウトがすごかった。結局、そのお店もうまくいかず、凪に3度目の入社をしました(笑)。

 それからシンガポール、アメリカに行って、おそらく凪でいちばん海外駐在経験が長いと思います。戻るたびにキャリアアップさせていただいていて、他の飲食店をいろいろ経験しているからわかりますが、こんないい会社、僕は知りません」(田中耕平)

 凪の目標は、世界一のラーメン屋になり、世界をつなぐことです。国籍や年齢、バックグラウンドにはこだわっていない。むしろ、価値観を共有できれば、できるだけ多様な人に集まってもらったほうが、よりお客様に喜んでいただく可能性が広がると考えています。

 凪では、経営計画書で5年後の計画を立てています。2029年度の人員計画は、現在の2.5倍以上の536人。これからも、新しい人材をどんどん採用していきます。