しかし、悩む時間とエネルギーがもったいない。5秒以上迷ったときのワザは、景色の片隅に寄せて“なかったもの”にしてしまうことです。
「とりあえずボックス」を作ってまとめ、「○○年○月○日まで1年間使わなければ処分」などと書いておくと、ほとんどは存在すら忘れています。
迷うモノがまとまると、不思議とどんよりした気を放って、自然に「手放してもいいかな」という心理も芽生えます。
また、人からの贈り物などは写真を撮っておくのも、手放しやすくなるワザ。とくにおしゃれに撮ると、その1枚だけで気持ちの整理がつきます。「気持ちをいただいた」と記録に留めて、感謝することで、モノは役目を終えるわけです。いそがしいのに部屋が片づいている人は、すぐに決めて動く流れができているのです。
喜んでもらってくれる
そんな人や場所を考える
不用品が出てきたとき、処分する方法は、大きく分けて、つぎの3つ。
1 売る:リサイクルショップ、チャリティショップ、フリマアプリ、ネットオークション、宅配買取など
2 捨てる:不用品回収業者、自治体、引っ越し業者、家電買い替えの引き取りサービスなど
3 差し上げる:友人知人、親戚、ネット掲示板など昨今は中古の服やバッグ、日用雑貨など、インターネットで売り買いをしている人が多いのではないでしょうか。
私も、友人がやっているチャリティショップで着なくなった服の委託販売をしてもらい、読まなくなった本は宅配買取の古本屋に買い取ってもらい、古い家電は不用品回収業者にお金を払って処分してもらう…と、あれこれ利用しています。
しかし、業者を利用する前に、いったん、「だれかもらってくれる人はいないかな」と考えてみるのです。もちろん、「相手が喜んでくれる」のが大前提。相手が欲していないなら、「あげる」じゃなくて、ゴミを「押しつける」ことになりますから。
引っ越しのとき、旅館の支配人をしている友人に「テレビっていらないよね?」と控えめに尋ねたところ、「いるいる!欲しい!」と前のめりの返事。結局、エアコン、電気ストーブ、デスクまで、もらってくれました。







