・子どもが帰ってきたら「プリントとかもらってきた?」と声をかける
・あらかじめ提出物用の箱をつくっておき、中に入れてもらう
・その日のうちに確認し、子どもに戻す

 これで終了です。オフィスワークの方は、紙類を減らすことが大事なのですが、どうしても書類が多い業務の場合は、同じように「今日やれば終わること用」の箱を自分でつくり、その場で終わらせられるタスクは片づける。

 こうして仕組みをつくり、自動的にタスクが溜まらないように工夫すれば、提出期限ぎりぎりになって焦ることはありません。

 むしろ余った時間で、お茶を飲んだり、ゆっくりしたり。余裕ある使い方ができるのではないでしょうか。

郵便物は移動中の
隙間時間に分別する

 私自身も「名もなき家事」を減らすために、工夫していることがあります。それは、移動中の隙間時間を有効活用すること。

 たとえば、日々、家に送られてくる郵便物。溜まっていくと、確認するのが億劫になりますよね。

 私は、郵送されてきた紙類は外出用のバッグに入れ、外に持ち歩いています。

 電車を待つ隙間時間にホームのベンチに座り、郵便物をチェック。電車が来るまでの間にさっと目を通して、いるいらないを判断します(もちろん個人情報にかかわるものは、外では読みません)。

 不要なものは、帰宅後、そのままゴミ箱に捨てるだけ。

 ほんのわずかな時間ですが、「郵便物を確認し、処分する」名もなき家事は、これで終了!

 部屋の中が紙類でぐちゃぐちゃになることも、いらない紙類の中に大事な書類が埋もれてしまい、見つからずに焦ることもありません。

 ちなみに私は、バッグの中に読みかけの本(資料)も入れています。これも電車の待ち時間などに、目を通せる仕組みづくりのひとつ。家やオフィスで読もうとすると、目の前のタスクに追われて後回しになりがち。移動中のほうがサクサク読めたりするものです。

「ただいま~」と部屋に入ってきたら、仕事モードはオフ。リラックスできる時間がつくれている……というわけなのです。