19日にトヨタの新プロジェクトに関するカウントダウンサイトが開設された。「センチュリー」「レクサス」「トヨタ」「GR」「ダイハツ」の五つのエンブレムが左から順に並んでおり、「新プロジェクト始動まで、あと24日」の文言も掲載。10月13日に何らかの発表があることが推測されていた。
サイトについては、ちょっとした出来事もあった。開設後の22日に、トヨタはこの新プロジェクトのエンブレムの並びを「豊田章男会長に怒られちゃいました」として、「センチュリー」のエンブレムが真ん中に配置変更されたのだ。豊田会長がインスタグラムで「センチュリーはそこじゃない」と投稿したことを受けてのものだった。
少なくとも、誰よりもセンチュリーのフラッグシップブランドとしての独立にこだわったのが豊田章男会長だった。
それは、トヨタ自身が生み出すブランドによって、ハイエンド・ラグジュアリーブランドを確立したいという思いからだろう。加えて、センチュリーの開発・誕生には、父である故・豊田章一郎氏が関わっていることも、フラッグシップブランドへと独立させるという豊田章男会長の思いに結びついているはずだ。
「One of One この世界にひとつを、この国から。」というメッセージが添えられたセンチュリーブランドの新CMは、自動織機の会社として誕生したトヨタのルーツ、センチュリーの革新、日本人のプライドなどを表現することにこだわっているという。また、CM内ではクーペタイプの車が公開されており、JMSではこの“センチュリークーペ”が披露される見込みだ。
センチュリーに注目が集まりがちだが、それ以外のブランドについても放送内で新たなブランド戦略について語られた。







