トヨタ2000GTスピードトライアル車レプリカ フロントスタイル Photo by Morohoshi Yoichi
ジャパンモビリティショー目前に、今回は特別編。トヨタ2000GTを筆頭に、カローラ・レビン、スープラ、ソアラ、日産スカイラインGT-R、パルサーGTI-R、ホンダNSX、フェラーリ360モデナなど名車の撮りおろし写真を一挙公開します。(モータージャーナリスト/安全運転インストラクター 諸星陽一)
トヨタ、日産、ホンダ、フェラーリ...
歴代名車パレードランが圧巻だった!
10月1日、茨城県つくば市にある日本自動車研究所(JARI)で新しい高速周回路を使った「歴代名車によるパレードラン」が行われました。目玉は、1966年のスピードトライアルで3つの世界記録と13の国際記録を樹立した、トヨタ自動車の「2000GT」です。
日本の名車を挙げろと言われて最初に思い出すのが、このトヨタ2000GTでしょう。流麗なスタイルに加えて、当時は非常に珍しかったDOHC6気筒エンジン、日本楽器(ヤマハ)の技術を結集したウッドパネル、日本初となるリトラクタブル・ヘッドライトなど、革新的な技術が詰め込まれていました。その美しさと高性能さは海外でも高く評価され、映画「007は二度死ぬ」の劇中車として使われたことでも知られます。
そんな2000GTが数々の記録を樹立したのが、JARIの高速周回路でした(記録の詳細は次ページへ)。60年近く前、しかも台風に見舞われる悪天候での記録は、素晴らしいものだといえます。このスピードトライアルが1966年10月1日に行われたので、今回のパレードランも、同じ日に開催されたというわけです。
この日も残念ながら風雨が強く、走行は中止に。とはいえ、貴重な2000GTのディテールを存分に撮影できました。加えて、パレードランに参加した歴代名車たちの写真も掲載します。名車ファンはきっと楽しめるはずです。







