不登校支援に「絶対」はない
念入りな情報収集を忘れずに
『不登校のあの子に起きていること』(髙坂康雅 ちくまプリマー新書、筑摩書房)
正直、不登校の子どもにとって、何が必要で、どんなことをするのがよいのかはわかりません(それこそ、私は断言できません)。だからこそ、いきなり一か所に決めて、高額の料金を支払うのではなく、視野を広くして、多数の選択肢をもつことが大切だと思っています。
学校はもちろん、教育支援センターや児童相談所など公的な機関は、無料で利用することができます。フリースクールや放課後等デイサービスも、事前の相談や見学は無料でできますし、数十万円も支払う必要はありません。不登校の親の会に参加すれば、地域のフリースクールの情報とともに、不登校ビジネスと呼ばれる企業の話も聞けるかもしれません。
不登校の子どもが増えている今、不登校の子どもを支援するところはたくさんあります。不登校支援はお金をかければよいというわけではありませんので、まずはお金のかからないところで相談したり、情報収集するところから始めてみましょう。







