「1分間ライティング」終了直後、脳が知識の吸収モードに!

 1分間ライティングが終了したとします。

 終了後に思い出したことがあったとしても、追加はしないでください。あくまで目的は現状の記憶レベルの確認ですので。

 1分間ライティングの評価の基準として、1分間手を止めずに書き続けることができ、さらに制限時間が終了した後も書き続ける内容が残っているようであれば合格といえるでしょう。そのぐらいであれば、ライティングで選んだ学習内容はかなりのレベルで記憶できているといえます。

 1分間書き続けることはできたけれど、とぎれとぎれだった場合はまだ記憶にあいまいなところがあるということです。

 さらに1分間ほとんど必要なことが書けなかった人がいるかもしれませんが、頭の中の知識を思い出して、書き続けるというのは最初のうちはとても大変な作業です。

 そもそも、ライティングを行ったこと自体に意味があります。

 なぜかというと、ライティングの行為自体が経験の記憶となって、のちのち覚えたものを思い出しやすくする効果があるからです。

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 しかしながら、合格レベルのライティングができなかった場合には復習が必要です。その復習はできればライティング直後が適しています。

 復習といっても、その範囲を一度読むだけで構いません。なぜなら1分間ライティングが終了した後は、脳が足りない部分を埋めようとしている状態になっているからです。

 脳が吸収モードになっているため、足りないところをピンポイントで補完しようとしてくれるのです。その機を逃さず復習しましょう。

 そして復習後、もう一度だけその項目について集中して1分間ライティングを行ってください。1回だけでOKです。それ以上行うと勉強のリズムが崩れます。

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 そうしてまた次の範囲の3サイクル反復速習法に戻るようにしてください。