USB-Cケーブルで充電可能、今後も機能が増える予定
専用アプリは常時起動しておく必要はなく、設定を変えたり、アクションボタンの機能を選んだり、トラックパッドに似た画面でHallidayを操作したいような場合に利用するスタイルだ。
また、現時点ではナビゲーションや装着状態の検出によるDigiWindowの自動オン/オフなど、あれば便利と思われる機能が実装されていないが、それらは今後のアップデートで追加されるとのこと。そのほかにもAIの精度改善や、通知機能に対応するアプリの追加などが予定されている。
個人的な要望としては、AIの応答や翻訳結果をDigiWindowでの表示だけでなく音声でも聞けたり、AIとの対話でタイマーやリマインダーのセットができたり、学習結果からの回答だけでなくリアルタイムのネット検索などもサポートされていくとうれしい。
なお、細かいことだが、Hallidayの充電は、特殊な専用ケーブルではなくUSB-C(Type-C)ケーブルで行える。リングの充電も、キーホルダーなどにつけて持ち運べる磁力吸着式のアダプタを介して、同じくUSB-Cケーブルで行える。こうした点も、Hallidayの使い勝手の良さにつながっている。
専用アプリでは、一般的な音量や通知音の大きさ、ディスプレイの輝度調整のほか、テンプル部にあるアクションボタンの機能設定などが可能。今後、アプリ(グラスから選択可能な機能)のレスポンス改善や拡充(ナビゲーションなどの追加)が行われる予定 拡大画像表示
リングは磁力吸着式アダプタを介して、また、本体はポートに直接挿して、USB-Cケーブルによる充電が可能なので、専用ケーブルが不要なのはうれしいポイント
円安のため、日本ではやや割高になるが、Kickstarterではレンズ込み399ドル(約6万3000円)だったので、価格を考えれば、割り切りも含めて、よくまとまった製品だと感じる。
この分野の製品は、今も参入メーカーが増えつつあり、来年にはApple製のスマートグラスも登場すると噂されている。Hallidayの方向性が決定打になるかどうかは、まだわからないが、AIスマートグラス普及への道筋を作ったことは確かだろう。







