こういう人たちをワーカホリックだと思うかもしれませんが、少し違います。

 子どもがゲームにのめり込んでいるのと同じように、仕事をゲームだと思って遊んでいるのです。

 ですから疲れも悲壮感もありません。遊ぶように仕事をし、仕事から遊んでもらっているのです。ゲームですから当然飽きません。飽きないから寝食を忘れて没頭しますし、少々仕事がきつくても睡眠時間が少なくてもなんともありません。

 ゲーム(仕事)ですから、レベルアップすれば次の強敵が出てきますし(大きな役職やプロジェクトを任されるようになる)、それによってスリルや充実感も味わえるようになります。さらに熱中すればするほど成果が出て、お金も入ってくるようになります。

 だからこそ、「仕事がんばります!」などと力みすぎなくとも、自然と人生が豊かになっていく好循環になっているのです。

 こういう人から仕事を取り上げてしまうと、おもちゃを取り上げられた子どものようになってシュンとしてしまうはずです。

長いサラリーマン人生を
楽しく過ごすキーワード

 社会人になると、1日のうちで働いている時間が最も長くなります。ということは、仕事を遊びに変えることができると、人生の大半を遊びながらすごしているのと同じことになるのです。

「そうなれればいいけど、そりゃ難しいよ」

『心が軽くなるヒント』書影『心が軽くなるヒント』(永松茂久、PHP研究所)

 あなたはそんな風に思うかもしれません。しかし、仕事と遊びが同じという人は意外なほどたくさんいます。

 もちろん人によって、このスパイラルへの入り方はそれぞれ違います。もし身近にそういう人がいたら、そうなった過程を聞いてみるといいでしょう。おそらく仕事に対する捉え方が、普通の人とまったく違うはずです。

 よくよく考えてみると、この世の中に、仕事ほどたくさんの人をまとめて幸せにできるしくみはありません。このゲームを作ってくれた昔の人はすごいと思います。同じ1日なら、精一杯楽しんでいこうではありませんか。

 さあ、あなたは今日1日、どう遊びますか?

 ワークアズプレイ。