『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別な経歴や夢がなかった“普通の就活生”である著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分に合った就活メソッドを築き上げ、食品大手を含む22社から内定を獲得した実体験をもとにした、どんな学生でも内定に近づく一冊です。「自己PRで話せることがない」「インターンに参加していない」といった就活に不安を抱く学生と、そっと背中を押したい保護者に読んでほしい就活戦略が満載です。今回は、受験か、就活、どちらを頑張る方がコスパがいいのかについて著者である「就活マン」こと藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

受験 学歴 就活Photo: Adobe Stock

「良い大学に入る」にはお金がかかる

僕が中学生のとき、周りの人が塾に通い始めるのを横目で見ていました。家庭の事情で、塾に通うお金もありませんでした。

名門大学を卒業した知り合いに話を聞くと、小学生の頃から塾に通っている人も多く、月額4万円とすると小学生から高校までの12年間で500万円以上の塾代がかかります。

独学でできる人は良いですが、そうでなければ、それほど良い大学に入るにはお金がかかります。

就活対策は数千円で圧倒的な効果が出る

一方で、就活はどうでしょうか。

僕が新卒でカゴメに入社後、1年で退職して就活ブログの運営をし続けているのは、就活の圧倒的なコスパの良さに魅力を感じているからです。

新卒で入った会社で仮に定年退職まで働き続けると考えて、生涯年収は数千万円~1億円以上の差が出る可能性があります。

また、今は転職が当たり前の時代ですが、就活を頑張って納得のいく会社に入ると、前向きな転職をしやすくなります。

高学歴を手に入れるには膨大な時間がかかりますが、就活は多くの場合1年で結果が決まります。その1年にどう行動するか、どの会社に就職を決めるかで、大学卒業後の生活が大きく変わるのです。

拙書『脇役さんの就活攻略書』は、「この1冊を読むだけで就活対策が圧倒的に進む」と自信を持てる内容になるまで煮詰めました。6ヶ月の間、毎日何時間も本に向き合って完成した本です。

なぜそれだけ本気で書いたのかと言うと、アドバイス一つで読者の方の人生を左右してしまうと考えているからです。就活対策は、1冊の本を読むだけでも圧倒的に有利になるものです。

受験と比べたら、これほどにコスパの良いものはありません。「就活って面倒だし自信ないな…」という気持ちが、「あれ?就活って案外面白くない?」という気持ちに変わることを心から祈っています。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです