こうした状況が予見できるのであれば、相手が選択しやすいよう、いくつかの候補を先に示した方が、相手も心理的に楽ですし、かつ自分のスケジュールも効率よく組むことができるはずです。こうした工夫ができる人というのは、確実に仕事の効率が上がりますし、最終的にはそれは経済的な違いとなって跳ね返ってくることになります。

 アポイントの調整というのは、実は仕事において極めて重要な意味を持っており、こうした形で的確なアポイント調整ができる人と、そうでない人との間には極めて大きな差がつきます。1カ月程度の期間ではそれほどではないでしょうが、これが1年、2年ということになると、人と会って打ち合わせをしたり商談できる回数の差が2倍以上に膨れ上がることも珍しくありません。これだけの違いとなれば、当然のことながら仕事の成果も大きく変わってくることでしょう。

成功者は「友達の数」を
重視しない

 では質問2の「友達は多い方がいいのか」という質問はどうでしょうか。

 友達が多い方がいいというのは、一般的には当たり前の感覚だと思います。人生は何があるか分かりませんから、友達が少ない人というのはいろいろな意味で不利になることが多いと思います。

 ところが成功者は、必ずしも友達は多い方がいいとは考えません。それはどうしてなのでしょうか。

 その理由は、友達の定義というものが成功者とそうでない人とでは違っているからです。

 友達という言葉はとても曖昧で、かつ便利ですから、あまり考えずに多くの人が使っていますが、友達の定義ほど適当なものはありません。100%相手を信用でき、互いにすべてを本音で語り合える人物を友達と定義するのであれば、そのような相手が何十人もいるということは通常では考えにくいことです。ここまでの関係を友達と定義するのであれば、やはり人数は相当絞られてくるのではないでしょうか。