浜崎あゆみのインスタに寄せられた
中国語のメッセージ
浜崎あゆみの中国での人気はすさまじく、昨年11月に催された中国3カ所のツアーでは販売開始とともに関連ワードが中国のSNS・Weiboなどでトレンド入りし、上海公演は販売開始1分で売り切れ、急遽追加された公演も同様に1分で即完売となった。
また、「応援広告」という韓国発祥の、ファンら有志がお金を出し合って広告を掲出する究極の推し活とでも称すべきカルチャーがあるが、中国国内では浜崎あゆみの応援広告が複数あるそうである。
今回の上海公演が中止となったことを受けて、浜崎あゆみのInstagramには中国語のファンたちが「中国人としてお詫びします。政府の態度は国民の考えを代表するものではない」などの熱っぽいメッセージを寄せている。
ただ中国はネット利用、特に政治関連の発信が規制されているので世論が見えにくく、どの程度の規模でこう考えられているかは定かではない。
なお、中国ではインターネットを規制するグレートファイアウォールというシステムによって原則的に海外SNSを利用することはできない。だからInstagramに中国語でコメントを寄せている人は海外在住の中国人であるか、もしくは、国内でVPNを利用してファイアウォールを突破している人なのかもしれない。
浜崎あゆみの無観客ライブについては「Blu-rayやDVDなどの映像化を見越してライブをやっただけだろうから美談として持ち上げすぎるのはおかしい」というような声もある。
公演中止により発生したかもしれない損失(※)を取り戻すために、かの無観客ライブの映像を販売するのはビジネスとして妥当だし、また、ある種伝説にもなったライブの映像はファンならぜひとも手に入れたいだろうから、グッズとして捉えても意義深い。
ただ、もしも実際にそれが販売されると、「やっぱりね。無観客ライブ敢行は100%神聖な気持ちではなくて、ビジネスの意図も含まれていた」という評も出てくるかもしれない。







