文章、写真、ファイル、画像、PDFなど、ノートを取るように情報を蓄積し、それを自由に取り出して活用できるWebサービスを提供するエバーノート。まもなく上場するのではないか、と言われている企業ですが、ここでも、働きがいの根幹は社会に向いていました。マーケティング担当VPのアンドリュー・シンコフ氏にお話を伺いました。(撮影・編集部)
日数制限なしの有給制度(アンリミテッド・バケーション)
本田 エバーノートの社員のみなさんの働くモチベーションはどんなところにあると感じていますか?
アンドリュー 世の中の人たちに便利を提供できるエバーノートという新しいサービスを作れているという社会的な意義やインパクトを、社員は共有しています。そこに自分も参加できているのだ、という自負が大きなモチベーションになっていると思います。
本田 なるほど。エバーノートにはびっくりするような制度があるそうですが?
アンドリュー 休暇にまつわるストレスは何かというと、今回は休暇を何日取ったから、あと何日残っている、といったことを計算しながら休まないといけないのではないかと思ったんです。そういう心配をしないで休暇が取れるよう、日数制限のない有給休暇(アンリミテッド・バケーション)制度を設けています。