日本人の約4割が
「孤独は自己責任」と回答
さらに近年は、孤独を本人のせいにする自己責任論の風潮と相まって、社会課題として認識しづらい状況を作り出してしまっている面がある。
例えば、2018年に英誌エコノミストなどが日米英3カ国を対象に行った「孤独」に関する意識調査では、「孤独は自己責任」と考える人が日本で44パーセントに上り、アメリカの23パーセント、イギリスの11パーセントに比べて多いことが明らかになった。
『令和ひとりカルト最前線 サバイバリズム時代の生存戦略』(真鍋 厚、現代書館)
そのため、とりわけ「望まない孤独」「不本意な孤独」を抱えた人々は、より過酷さを増す時代に向き合わざるを得なくなっているといえる。
けれども、ソロ活を礼賛する識者たちは、肝心の個々のコミュニケーション能力にはあまり触れようとしない。触れていても、自分でどうにかしろと突き放すことが多い。
「私の周りにたくさんいる、ソロ活上手な女たちを見ていて思うのは、彼女たちはすごく社会的で、自分の居場所がたくさんある(注1)」という一女性記者の感想は、そんな残酷な世界における真理をあけすけに語っているように思える。つまり、その根底にある「感情資本」の問題は、問題ではなく前提でしかないのだ。
(注1)河崎環“「ソロ活」できる人はコミュ障ではなく「コミュ強」だ カップル主義だった米・ハーバードにも「ソロ活」の流れ”日経クロスウーマン(2018年10月31日)https://woman.nikkei.com/atcl/doors/wol/column/15/090500093/102900052/







